IoTとビジネス

IoTが最近のトレンドなので少し勉強していきたいと思っています。要素技術としてはセンサーとかネットワークとかクラウドとかビックデータとか、複数の新しい技術の集合体でなかなかとらえどころがなく製造業も詳しくないので難しいと感じていますが、どうもこのIoTって最終的に集まってきた多量のデータを分析してなにがしかの意思決定するところが肝の様です。つまり分析ノウハウのある人間や人工知能があって付加価値が出るもののようなのです。自分としてはそれぞれの要素技術にはどんなものがあって、分析結果を利用して下した意思決定で、ビジネスがどう変わるかを中心に調べていこうと思っています。

こころの定年

「こころの定年」を乗り越えろ 楠木新 という本を読みました。この本によるとどうも実年齢の定年(60歳)を迎える前にたいていのサラリーマンは何かしら組織で働くということに限界を感じ「こころの定年」を迎えるらしい。たしかに私の場合も50歳くらいからこのままでいいのかな?とか思っていた節はありますね。この本の中で、

社会とつながる力=X(自分の得意技)*Y(社会の要請・他人のニーズ)

という方程式みたいなのが出てくるのですが、これは気になる。ここで社会とつながる力というのは、サラリーマンが独立してフリーランスとしてはたらく力と言い換えると

フリーランスとして働く力=X(自分の得意技)*Y(社会の要請・他人のニーズ)

となりますが、サラリーマンは組織の中の歯車になり下がっているため社会の要請や他人のニーズがわからず独立してもうまく行かないというのです。

私が思うにXの方も問題が...自分の得意技も今じゃ古くて使いものにならないので、ニーズのある得意技を再構築するところからはじめないといけなくなりそうです。

会社じゃイノベーションは起きない?

先日、日比谷図書館でやってた「HIBIYA イノベーション キャンパス 2016」というセミナーに参加してみたのですが、その中で会社しばりだと、バイアスがかかりイノベーションは起きないみたいなことを言っていました。なるほどと思いますね。会社だとすぐのROIだの事業計画だのとか求めるので、遊びがないですから。。遊びというと少し語弊がありますが、探索がないとだめらしいです。要は、おもしろそうだからやってみるとか失敗しても気にしないで次に進むとかの態度じゃないとだめらしいです。

また、デザイナーなる人が講師だったので強調したのかもしれませんが、BRANDが重要で、価値をどのように世の中に出すのかが重要ともいってました。1つのものに対してどのように価値を感じるかで、顧客は出現する。言い換えるとたとえ1つのものでも、言い方や考え方で値段(顧客が感じた価値)が変わるということでしょうか?これは、イノベーティブなものを作らなくても。コモディティなものも、別な考え方や物の見方が受け入れられれば、全体としてはイノベーティブなものになるんだなと、妙に感心しました。

そんな例は、過去にありそうです。まとめておくといいかもしれません。

システムを再構築しても業務改革はできないぞ

5年に1度とか10年に1度システムは保守期間切れで機器の入れ替えをする必要があります。その時ついでに業務アプリケーションの見直しをして、ついでに業務改革もしたら?という誘惑にかられます。ですが経験的にこれは全部を同時に手を付けるのは、やめといたほうがいいでしょう。

たとえるのなら、手術で開腹するのでついでに他の悪い病気の箇所も全部一挙に手術してしまえみたいな乱暴な話です。患者さんの体力がもちません。機器の変更がない時に、業務アプリケーションの見直しをやった方が安全です。さらに言うと業務アプリが古いからという理由で刷新しなきゃという考えは捨てたほうがいいです。ちゃんと動いているし、古い作り込んだ業務アプリはコテコテに作り込んでいますから、そのままにして、業務アプリの周辺部にアジャイルな開発手法のアプリを増築しておけばいいでしょう。

まあ中小企業なら今あるシステムをSaaSで入れ替えみたいなことで業務のやり方も変わってしまうのでそんな場合は上記のような面倒なことは考えなくていいと思います。そう思うと中小企業の方が変化に柔軟に対応できて有利です。

 

1億総バッタ時代

1億総バッタ時代 有本周平著 という本が面白いので紹介します。表紙のバッタがスターバックスを連想させ、かわいいです。今のサラリーマンはバッタみたいに虫かごに入っているので飛び出そうと言う趣旨の本なんですが、飛び出してまあネットビジネスしましょうというストーリになっています。ネットビジネスをする際のWEBマーケティング的なことががわかりやすく書いてて参考になりました。

WEBマーケティング

自分なりにWEBマーケティングの手順を考えてみました。まあWEBマーケティングというより、自分のブランド化とか自分のネット露出計画とか言った方が判りやすいかも。。

  • FACEBOOK、TWITTERに参加
  • HP作成、ブログで情報発信
  • 1ヶ月くらい様子見。その間Google Analyticsで訪問客がいるか監視しておく
  • メルマガ登録時にメールアドレスを登録してもらった人にメルマガ配信
  • Adwordsで広告出してみる

まずは、毎日ブログで情報発信を頑張ろう!

これからの情報システム部は?

以下のことを心にとめて。。

(1)今後のシステムはウォータフォール型で作らず、クラウドファーストをIT戦略とする認識を持つこと。時代遅れの誤ったシステムをさらに改修してお金をかけないこと。

(2)業務知識がなくなっており、要件定義ができないため改修フェーズにおいては存在価値はなくなる。しかしながら改修フェーズでの仕事は今後は増えることはなく又ウォータフォール型の仕事の進め方であるため、将来性はない。業務改革の要素がない作業は、必要悪として最小限にとどめておくこと。必要悪と今後のIT戦略という区別ができていること。

(3)業者の特徴を見極め、どのフェーズではどの業者を使えばいいかという目利きができることが重要である。

(4)業務改革を伴うシステム改修ではクラウドファーストとし、既存システムとはデータ連携で対応するようにする。また既存システム改修業者には、業務改革的なコンサル力はないと考えた方が良い。既存システム改修業者に相談していると、既存システムの上にさらに同様なウォータフォール型システムを構築してしまうことになる。

 

SIヤーより情シス部門が先に崩壊?

よくあるユーザ企業情報システム部門のSIヤーへの不満です。

(1)営業は請求書を持ってくるだけで自発的な提案が無い。これは、現状のシステム運用費用が安くなるような改善提案は自らの売り上げを下げる提案をすることになるため、今の営業からはできないので当然と言えば当然である。ゼロからプログラミングしてシステムを構築してビジネスしている業者にはSaaSを利用してシステムを組み上げるという発想はない。営業も売り上げが下がるので提案したくない。また既存業者は、新たに業者を変えるとスイッチングコストが高いため、ユーザが業者を変えることはないと安心しきっているため、システム更新の時だけしか提案してこない。

(2)ウォーターフォール型の仕事の進め方なので、仕事のペースが合わない。これは、既存のシステムがウォータフォール的にシステム開発されているのでその改修も同じ開発手法となってしまうためである。

こんな不満は一般にありますよね。で、SIヤー崩壊みたいなことを思っていたんですが、SIヤー崩壊の前にユーザ企業の情報システム部門が消滅しそうです。(苦笑)だって、SIヤーは多重下請け構造なので人を下請けから削減していったり、値段を安くしていけば、延命はできます。がユーザ企業の情報システム部門は、企業内でその存在価値がなくなれば、解散です。メンバーばらばらにされてちりじりばらばらになり消えてなくなります。

ほんと自分でよく考えておかないとサバイバルできない時代です。

メタ認識力

昨日、今後のIT部門にはデザイン思考、アジャイル思考、WEBマーケティングのスキルが必要と述べましたが、それプラス、「気付き力」も必要ですね。「カイジの気付き」というテーマでブログ書きましたが、システムの構造に気付く、行動の裏にある心理に気付く、組織の仕組みに気付くと書きましたがこれらはまとめて物ごとを俯瞰的にみる視座を持つ。メタ認識力を持つということです。まとめるとこれからのIT部門は

  • デザイン思考
  • アジャイル思考
  • WEBマーケティング力
  • メタ認識力

が必要になるということじゃないでしょうか?「カイジ」の話も無駄ではなかったということです。

本ブログでは、それぞれおいおい深堀していきたいです。