よくあるユーザ企業情報システム部門のSIヤーへの不満です。

(1)営業は請求書を持ってくるだけで自発的な提案が無い。これは、現状のシステム運用費用が安くなるような改善提案は自らの売り上げを下げる提案をすることになるため、今の営業からはできないので当然と言えば当然である。ゼロからプログラミングしてシステムを構築してビジネスしている業者にはSaaSを利用してシステムを組み上げるという発想はない。営業も売り上げが下がるので提案したくない。また既存業者は、新たに業者を変えるとスイッチングコストが高いため、ユーザが業者を変えることはないと安心しきっているため、システム更新の時だけしか提案してこない。

(2)ウォーターフォール型の仕事の進め方なので、仕事のペースが合わない。これは、既存のシステムがウォータフォール的にシステム開発されているのでその改修も同じ開発手法となってしまうためである。

こんな不満は一般にありますよね。で、SIヤー崩壊みたいなことを思っていたんですが、SIヤー崩壊の前にユーザ企業の情報システム部門が消滅しそうです。(苦笑)だって、SIヤーは多重下請け構造なので人を下請けから削減していったり、値段を安くしていけば、延命はできます。がユーザ企業の情報システム部門は、企業内でその存在価値がなくなれば、解散です。メンバーばらばらにされてちりじりばらばらになり消えてなくなります。

ほんと自分でよく考えておかないとサバイバルできない時代です。