コンサルティング業界

コンサルティング業界のことを調べていたら、自分の認識とかなり違っていました。

私のコンサルティングファームのイメージは、いわゆる戦略系のコンサルをイメージしていましたがどうも実際は、特にIT系のコンサルと言われている会社はプログラミングとかの開発フェーズでもクライアントを支援するようです。経営戦略から実施迄いろいろ支援するようです。もちろんコンサルそれぞれで強みがあるようですが。

そして以外にも、経営戦略系は今後マーケットはあまり大きくならず、特にIT系コンサルではIT戦略とか構築とか運用とかの支援する仕事にシフトしているようです。そりゃ経営戦略コンサルを利用できるのは大企業だけでしょうからマーケットは限られているのでしょう。でもそうやってコンサルと呼ばれる業態が下流におりてくるといわゆるSIヤーとバッティングしてしまいそうです。

それにしても意外にコンサルファームの1人当たりの売り上げが多くないのにはびっくりです。

参照書籍:コンサルティング業界大研究

これから望まれるIT人材とは?

大企業社内のIT部門は運用・保守はメインの仕事になっており現状維持が重視されます。これから望まれるIT人材を考えると、大企業のキャリアパスからは今後必要となる、IT戦略を構想するスキルや革新的なITサービスを考える人材は育たない。これでは日本の企業の生産性は、上がらないでしょう。何とかしないといけないです。

IoTには業務改革が必要?

昨日IoTビジネスカンファレンスという無料セミナーに出席してみましたが、意外なことが判りました。現在企業さんは、IoTについてPoC(Proof Of Concept)をしても実際のビジネスに進めるのは1割もないそうです。いろいろな理由があるようですが、その中に日本企業特有の縦割り組織であることや、コンサルファームを使うことをためらっていることも1つの理由にあるみたいなことを言っていました。私はIoTを深堀していく上で、技術的なことばかりに気を取られていたので、あまりITコーディネータの知識は役に立たないなと勝手に思っていましたが、以外にそうでもなさそうです。やはり新規システム導入時に必要なPM的な仕事やPMO運営のノウハウは必要になりそうです。

でもこれ逆に、縦割り組織が理由でIoTの導入が遅れるとしたら、グローバルの競争でも他国に後れをとると、ほんとダメダメです。やはり業務改革しなきゃ。。ますます危機感を募らせました。

IOTビジネス入門&実践講座

IoT検定に備えて、IoTの知識を深堀していますが、IoTビジネス入門&実践講座という本を読んでのIoTビジネスへの感想です。

IoTビジネスは、単に製品に安価なセンサーを付けてインターネットにつなげればいいという、今までのビジネスを延長するというアプローチでは、失敗する(拡張性がない)感じがします。以下の2点がビジネスを進めていく上での、留意点です。

1.コーディネータが必要。  1社でセンサー、クラウド、AIすべてをまかなうことは無理で、できるとすると大企業しかできず、大企業ではアジャイルに動くことができずプロジェクトが進まない。やはりコーディネータが必要です。プロジェクト内にはいろんなプレーヤーが登場してくるが、自分がどのような立ち位置でプロジェクトに参加するかの自覚が必要です。IoTビジネス 入門&実践講座ではオーガナイザーという言葉を使っていますが、この役をITコーディネータができるようになるのが理想です。

2.ビジネスモデルが変わる。  ビジネスモデルキャンパスでビジネスモデルを説明するとIoT導入でかなり、IoT独自の変化がある。たとえば、センサーを埋め込んだ製品自体がチャネルになったり、人工知能でサービスをパーソナライズして顧客との関係を密なものにすると言った変化です。

IoTビジネスに関しては、この本だけでよさそうです。

ブロックチェーンと個人情報

いままで個人情報保護にかなり気を使ったシステムを構成してきましたが、ブロックチェーンで個人情報の一部でも扱うようになるとその辺はどうなるのか問題になりそうです。特にプライベート型のブロックチェーンでは、どのデータをブロックチェーンで管理するか、システムデザインが重要になりそうです。

IOT検定

IoT検定なるものが行われています。自分の技術的なアップデートをする意味で受けてみようと思います。とりあえずは、IoTの教科書(IoT検定テキスト政策委員会)を読んでいますが、広範囲な知識がコンパクトにまとまっています。お奨めです。他の本も読まないといけないと思いますが。。

CISSP

先月、CISSP (Certified Information Systems Security Professional) を受験し、合格しました。これで外資系企業にも通りがよくなるかな?期待してます。Linkdin にも登録してみよう。

手相鑑定士

定年になり、時間があるので手相の通信講座を受け、手相鑑定士とパームリーディングアドバイザーになりました。こうなると、やたらひとの手相が気になりますね。この世には論的に説明できなくても、運命的な出会いとかチャンスがあったからうまく行ったと思えるることもありますから。。

業務刷新 BPR

システム監査する際、規定の整備状況を確認し、その準拠性を監査するという監査(セキュリティ監査等)は簡単ですが、システムの効率性・合理性の監査や業務刷新を含む監査は難しいと思っておりましたが、今回少しまとめてみました。

業務系の変更がシステム系の変更に優先している。言い換えると、業務系の変更を満たすためにシステム系を変更するということがあり得る。システム系の変更だけでは、変更の費用対効果は限られたものである。

【業務系】

  • 業務刷新(BPR)を行うかどうかは、削減業務量をだし損益分岐点分析の上で費用対効果を考慮すると同時に、各施策の実行可能性を、システム、組織、人の視点から考慮し個々の施策の実際の実施を検討する。この際、新サービスのための費用は出るが、効果を金額で表すことは難しいが、最後には経営的判断となるので、あまり気にしなくていい。

【システム系】ハード+業務アプリ

  • (ハードのみ)過剰なシステム構成になっていないか調査し、システムの最適化は行う。(コスト削減)
  • 業務アプリの修正を伴うシステム変更は、価格に大きくかかわる為、オプション的なシステム刷新案となる。たいてい漸進型、部分再構築型、全面再構築型の3パターンから損益分岐点分析の上で費用対効果を考慮し1パターンを選ぶこととなる。

だいたい、こんなところでしょうか。。

システム監査について

公認システム監査人に認定されましたが、システムの信頼性監査や安全性監査は、規定への準拠性を確認していけばできまが、システムの効率性、有効性の監査は難しいです。特に以下の点は、システム化を進めるには避けて通れない観点です。

1.費用対効果の妥当性

2.経営への貢献度

3.情報システムの有効活用

が、まあクラウドも普及しているのでとりあえずやってみて試すというアプローチでもいいのではないかとも感じています。

この費用対効果において、費用はお金で表せるが効果はお金であらわせず、費用対効果という考えは成熟事業向けの尺度でしかないという意見に賛成です。面白そうだったら小さく、チャチャと始めてみて、ダメだったらすぐ方向転換という、リーンスタートアップ的な考えでいいのかもしれないです。