オンラインサロンとロングテール

私の好きな作家に、橘玲(たちばな あきら)という人がいます。その人の本の中に「残酷な世界で生き延びるたった一つの方法」という本があります。まあ要約して言うと、この世は頭のいい奴が利するような仕組みが出来上がっていて、しかも知能とかは、かなりの部分が遺伝の要素もある。そんな自分の力ではどうしようもない力(遺伝する知能)で勝負が決まってしまう残酷な世界で、知能で優位に立てない9割がたの私らはどうやって生きていけていけばいいの?というテーマなんですが、どうせ旨味のあるヘッドの部分は、資本主義という競争社会の中で頭のいい奴が食っちゃうので、ロングテールの部分で頭のよくない奴は生きていくのが1つの方法だというような趣旨の本です。補足して言っときますが、ロングテールなところで生きていくことが不幸せであるとは言っていません。幸せとは別次元の話です。で、最近はやっているオンラインサロンはまさにこのロングテールで生き残る仕組み(プラットフォーム)であると思います。

例えば趣味で、自分しかわからないような趣味のオンラインサロンを立ち上げたとします。そんな小人数の人たちだけしかわからないニッチな市場には企業は、儲からないので参入しては来ません。でもそんなロングテールのビジネスもインターネットの力でそこそこの人は集まります。それでいいんです。そこで生きていく限りにおいては、充実感もあるし、承認欲求も満たされるし、競争も少ないわけですから。

たぶんグローバル化した行き過ぎた資本主義=残酷な世界で、たとえロングテールに追いやられても、価値観の同じ者が新たに集まり村(トライブ)ができ、その村の中でひそかな幸福を感じていくというのが、新しい価値観になるんじゃない?ありていに言えば、「身の丈に合った世界で、自分なりに切磋琢磨して生きろ」と。

そうゆう意味でオンラインサロンがロングテールでのプラットフォームになると思う。

 

 

RPAと「働き方革命」

RPA(Robotic Process Automation)こそ、業務改革を進めるドライバーとなると感じています。事業部がこんな帳票を出してくれとIT部門に依頼しても、費用対効果を考えると依頼は却下され事業部自身がEXCELで帳票をつくり対応しているというのが現状である日本の企業の有り様はまさに「働き方革命」や「生産性向上」が喫緊の課題である象徴です。

本来なら戦略から考え、業務改革(今風に言うとデジタルトランスフォーメーション的なアプローチ)を行い、ITを導入するというのが筋でしょうが、日本では、戦略よりは戦術を重視する傾向があり動けなくなっていたというのがこれまでの話で、ここにきてソフト的なロボットの登場です。事業部がビジネスフローをたとえその一部でも自動化すればその効果は大きいです。RPA の推進が「働き方革命」の本命でしょう。

コンサルティング業界

コンサルティング業界のことを調べていたら、自分の認識とかなり違っていました。

私のコンサルティングファームのイメージは、いわゆる戦略系のコンサルをイメージしていましたがどうも実際は、特にIT系のコンサルと言われている会社はプログラミングとかの開発フェーズでもクライアントを支援するようです。経営戦略から実施迄いろいろ支援するようです。もちろんコンサルそれぞれで強みがあるようですが。

そして以外にも、経営戦略系は今後マーケットはあまり大きくならず、特にIT系コンサルではIT戦略とか構築とか運用とかの支援する仕事にシフトしているようです。そりゃ経営戦略コンサルを利用できるのは大企業だけでしょうからマーケットは限られているのでしょう。でもそうやってコンサルと呼ばれる業態が下流におりてくるといわゆるSIヤーとバッティングしてしまいそうです。

それにしても意外にコンサルファームの1人当たりの売り上げが多くないのにはびっくりです。

参照書籍:コンサルティング業界大研究

これから望まれるIT人材とは?

大企業社内のIT部門は運用・保守はメインの仕事になっており現状維持が重視されます。これから望まれるIT人材を考えると、大企業のキャリアパスからは今後必要となる、IT戦略を構想するスキルや革新的なITサービスを考える人材は育たない。これでは日本の企業の生産性は、上がらないでしょう。何とかしないといけないです。

IoTには業務改革が必要?

昨日IoTビジネスカンファレンスという無料セミナーに出席してみましたが、意外なことが判りました。現在企業さんは、IoTについてPoC(Proof Of Concept)をしても実際のビジネスに進めるのは1割もないそうです。いろいろな理由があるようですが、その中に日本企業特有の縦割り組織であることや、コンサルファームを使うことをためらっていることも1つの理由にあるみたいなことを言っていました。私はIoTを深堀していく上で、技術的なことばかりに気を取られていたので、あまりITコーディネータの知識は役に立たないなと勝手に思っていましたが、以外にそうでもなさそうです。やはり新規システム導入時に必要なPM的な仕事やPMO運営のノウハウは必要になりそうです。

でもこれ逆に、縦割り組織が理由でIoTの導入が遅れるとしたら、グローバルの競争でも他国に後れをとると、ほんとダメダメです。やはり業務改革しなきゃ。。ますます危機感を募らせました。

IOTビジネス入門&実践講座

IoT検定に備えて、IoTの知識を深堀していますが、IoTビジネス入門&実践講座という本を読んでのIoTビジネスへの感想です。

IoTビジネスは、単に製品に安価なセンサーを付けてインターネットにつなげればいいという、今までのビジネスを延長するというアプローチでは、失敗する(拡張性がない)感じがします。以下の2点がビジネスを進めていく上での、留意点です。

1.コーディネータが必要。  1社でセンサー、クラウド、AIすべてをまかなうことは無理で、できるとすると大企業しかできず、大企業ではアジャイルに動くことができずプロジェクトが進まない。やはりコーディネータが必要です。プロジェクト内にはいろんなプレーヤーが登場してくるが、自分がどのような立ち位置でプロジェクトに参加するかの自覚が必要です。IoTビジネス 入門&実践講座ではオーガナイザーという言葉を使っていますが、この役をITコーディネータができるようになるのが理想です。

2.ビジネスモデルが変わる。  ビジネスモデルキャンパスでビジネスモデルを説明するとIoT導入でかなり、IoT独自の変化がある。たとえば、センサーを埋め込んだ製品自体がチャネルになったり、人工知能でサービスをパーソナライズして顧客との関係を密なものにすると言った変化です。

IoTビジネスに関しては、この本だけでよさそうです。

ブロックチェーンと個人情報

いままで個人情報保護にかなり気を使ったシステムを構成してきましたが、ブロックチェーンで個人情報の一部でも扱うようになるとその辺はどうなるのか問題になりそうです。特にプライベート型のブロックチェーンでは、どのデータをブロックチェーンで管理するか、システムデザインが重要になりそうです。

IOT検定

IoT検定なるものが行われています。自分の技術的なアップデートをする意味で受けてみようと思います。とりあえずは、IoTの教科書(IoT検定テキスト政策委員会)を読んでいますが、広範囲な知識がコンパクトにまとまっています。お奨めです。他の本も読まないといけないと思いますが。。

CISSP

先月、CISSP (Certified Information Systems Security Professional) を受験し、合格しました。これで外資系企業にも通りがよくなるかな?期待してます。Linkdin にも登録してみよう。

手相鑑定士

定年になり、時間があるので手相の通信講座を受け、手相鑑定士とパームリーディングアドバイザーになりました。こうなると、やたらひとの手相が気になりますね。この世には論的に説明できなくても、運命的な出会いとかチャンスがあったからうまく行ったと思えるることもありますから。。